二重人格が突然彼女を罵倒する深い理由

カルテ20 本日のカウンセリングは芸人の山口優次郎(仮名)さんです。

悩み相談

「女性とはじめて出会ったときです。まず僕の方から求めている条件を尋ねます。そして、これにあてはまった場合は交際がスタートしていくのですが、数か月ほどたつと、別の人格が突然現れだします。これには彼女も僕自身も驚いてしまいます。

これは、いったいどのような原因があるのでしょう」

生い立ち

大阪府大阪市で生まれる。大阪市立高校を卒業後、普通に働きたくない。との理由から建設会社でのアルバイトをはじめる。その後コンビを組む相方と芸能養成所に入所。ここから芸能の世界へと入っていく。

多重人格

・(カウンセラー)先ほどの別の人格の件になりますが、もっと詳しく教えていただけませんか。

「(相談者)色々なタイプの女性との出会いがありましたが、僕の性格に中々該当するパートナーを見付けることができませんでした。ここまでくると、どのようなタイプがしっくりくるのか分からずにいたのです。」

「そんな時、友達が新しい彼女を連れて我が家に遊びにきました。その女性は初対面にもかかわらず、その態度が”わがまま”過ぎるほど”わがまま”で、これにはちょっと、と思いながら距離をおいていたのですが、だんだん接しているうちにしっくりとハマっている自分がいたのです。」

「これだ!」と思いました。

「ここからこのタイプの女性探しがはじまっていきます。新しい出会いがあるごとに、わがまま度を聞くようになっていきました。そして2人の交際がはじまって2か月ほどすると、それ相当のわがままを聞きながら行動を共にしていくのですが、ここで本当に困ったことが起こります。」

「突然、彼女に向かい怒鳴りわめき、ののしっている、もう一人の存在がいるのです。もの凄く長い時間攻撃を加えていきますので、走って逃げていく女性や突然倒れこんで痙攣(けいれん)した女性もいたほどです。

もう一人の僕がなぜここまでするのか。まったく分かりません。この内容を簡潔に言いますと、

”わがままを毎回かなえてあげいるんだから感謝の一言くらい言いなさい”

と言うことです。」

「でも、もう一人の僕としたら”わがまま”をしてあげることによって、目の前の彼女に対して何かをしてあげたんだ。という満足感のようなものと、家庭的な親しみも感じていますので、見返りのような感謝の言葉を欲しいと思ったことがありません。」

「このような連続ですので彼女も女友達もおりません。何かちがう用事で電話をしたとしても、すでに着信拒否となっています。このような二重人格の性格を持つ僕を好きになってくれる女性がいるのであれば、それは別なんですが。

おそらくいないと思います。この状態が毎回つづくようであれば、結婚なんてできるはずがありません。どのように解決したらよろしいのでしょう」

前世

・(カウンセラー)この原因となっているのは遠い過去の出来事が関係しています。まずはここのところを理解するようにしてください。

「20世紀初旬の中国・山東省煙台です。この時代は清朝が崩壊し混乱をきわめていました。経済も疲弊していましたので特にダメージを受けたのは低所得者でした。

海辺に面した小さな村に漁業を営む8人家族がいました。経済的にも苦しく1日の食事も満足に口にすることもできないほどです。」

「これから先、食べていくには子供を減らさなければなりません。そして末っ子の7歳のあなたが口減らしとなりました。行き先は天津の劇団です。ここでおこなわれていたのは京劇に出演するための訓練です。」

「このことにより得られたお金で家族は半年以上の生活が保障されました。あなたは劇団から与えられる1日2食が保障されます。但し、その訓練は厳しく朝6時から夜8時までです。これに耐える必要がありました。

家族のことを思えば途中で挫折するわけにはいきません。そのうえ規律がきびしく、孤独との戦いが毎日つづくのです。」

「同年代の子供らもいましたが、会話も許されずただただ一連の芸を磨くためだけの日々が過ぎていきます。遊びも自由な時間も限られたもので、あるようで無いようなものでした。

ここから舞台にデビューできるのは一握りだけです。残りは雑用係か地方の劇団に身売りされていきます」

今世

・(カウンセラー)これが、あなたの前世です。この環境の中で育ってきた記憶が、あなたの中に今なお残されています。

今までの家庭環境と比べてみると、どこか共通する箇所がいくつかあるはずです。ここからは小学低学年時代のあなたと照らし合わせていきます。

学校からアパートへ帰ってくると、そこには誰もいません。食卓に上がっているのはカップヌードルがひとつと割り箸が一膳、炊飯器には一合程度のご飯が残っています。これにお湯を注ぐと今日の後半のはじまりです。

いつも、このような生活の繰り返しでした。友達との遊びにもなぜか制限がありましたので、ほとんど部屋の中にこもっていました。

母親が帰ってくるのはいつも夕刻です。母の手にはいつもコンビニ弁当とカップ味噌汁がセットで3個ありました。食事のあとは洗濯と掃除や内職の手伝いです。これが終わると母親が宿題を教えてくれていました。

このように学校以外で人に接することがほとんどないまま育ちましたので、その接し方がまったく分かっていませんでした。そうなると当然のように相手の思いを理解することができなくなります。

この生活環境の繰り返しがあなた自身の現在を作り上げていきます。

意識の切り替え

・社会に出ると同年代から年配の方々との幅広い出会いが待っています。ところが平気で誤解を招くような発言をしてしまうことがしばしばあるのですが、これにまったく気付かずにいます。その原因となっているのは親からの深い愛情です。

前世ではまったくというほどありませんでした。そして現世においても少なすぎました。このことが影響を及ぼしています。

あなたは今でも母親に対して思いっきり甘えてみたい。このような思いに憧れを抱いています。ところがどう接していいのか分からないまま時が過ぎていきます。このとき現れたのが、わがままし放題の友達の彼女でした。

この時の対応で目覚めることができたのですが、これはまだ表面上の部分だけでした。

そんなとき現れたのがもう一人のあなたです。そして相手の女性に対してあのような行動にでました。このとき、あなたに何を伝えたかったのか。それは、もっと知性のあるパートナーを選びなさい。と言う事です。

このことに、もっと早めに気付いていたら恋愛も違う展開になっていました。

このようなタイプの方を引き寄せようとしたなら、強く意識を切り替えてください。そうすれば新しい出会いが必ず訪れます。

守護するもの

・(カウンセラー)江戸時代の中期ごろです。かわら版という出版物が存在していました。速報性の高いものや三面記事などのニュースを木に彫り複写したものを町で販売していました。

その情報を集め編集していたのが権太郎という人物で特に庶民の関心事については評判も良く、とっても人気の高いライターでした。

この方があなたの守護霊として憑いています。小学生の頃から自宅で短編的なストーリーを書きつづけ、それを教室で同級生らに見せながら交友関係につなげていったのもここからきています。舞台でのネタ作りも同様になります。

一人で過ごす時間というのは、あなたにとっての楽しみであり喜びでした。今後、知性ある女性との出会いには武器として十分に活用できます。

霊的放射体

・(カウンセラー)現在のオーラはほどよい感じがしています。二重人格がそうさせています。この輝きをもっと高めるには意識を変えること。そうすれば輝きが強くなっていき精神も活発に働き出していきます。

現在、計画している新分野についても計画通り進んでいきます。

他にも色々な案件が届きますが自然な流れの中で消えていきます。これは自衛本能が働きこのようにさせています。これは無駄な時間を省こうと判断するからです。このことによって周りから愚痴などが聞こえてくるでしょう。

でも相手にする必要がありません。

すべて無視してください。これも自衛本能が働きます。

数か月もすると意識を変えたことにより放射体の色が変わるのが実感できるかと思います。あとは身を任せるだけです。素敵な出会いも待っています。

※ここから半年ほどが経過しました。芸人の先輩からの紹介でOLとの出会いがあったそうです。そして、出会った次の日に直筆の手紙を送ったとか。

さぁ〜、どのような結果につながっていくのでしょうか。

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