朝7時ごろ携帯電話が鳴り相手を確認すると母親でした。もしやと思いながら対応すると、父の他界が告げられたのです。昨日、あんなに大声で笑っていた父なのに。あれが最期の別れだったとは・・・涙があふれていました。
そしてこんな驚くようなことがあったのです。
ふたりの父親
「平成28年7月10日の早朝でした。これが私と父の別れの日になったのです。そして49日の午前3時ごろだったと思います。父が枕元に立っているような気がして目をうっすらと開けてみると、こちら向きで立っていました。」
「威厳に満ちていて凛々しいお姿でした。その視線は私から離れません。ここから1分ほど過ぎたころ。こう言い放ったのです。」
『この馬車に乗りなさい』
「すると部屋の中にあの大きな馬車が現れ、私とは別の意識が働いたのかもう乗っていました。そして部屋の階段を降りていくとき、ふと後ろを振り向くと父が二人立っていたのです。一人はモノクロの姿でもう一人は神々しいほどの金色に光っていました。その二人の顔は共に笑顔であふれていました。」
「この夢は父からのメッセージだと思うのですが、どのような意味があるのでしょう」
・(カウンセラー)モノクロの姿の方は極楽浄土に到着する前の状態になります。ここから生前中のおこないの数々が審査にかかり地に落ちるか天に上るかに別れていきます。
お父さんには笑顔がありましたので無事に天に到着することができた証拠になります。そしてあの金色の輝きを得ることができたのです。笑顔がその証拠です。
夢に出てこない
「(ここで五代こう言い出します)母のことになりですが、生前中から父とはとっても仲がよくて出掛けるときもいつも一緒でした。そんな母がなぜ私のところに現れてくれないのか。愚痴めいたことを言ってきます。なぜ現れないのでしょう」
・(カウンセラー)それはあまりにも思いれが強すぎるからです。だから現れてくれないのです。なぜなら、故人を追いかけてしまう可能性が高いからです。
「(このことについて五代がこう言います)父が亡くなったあと、すぐに母が倒れてしまい目をみると瞳孔が開いたままでした。これではいけない。と思いながらこう叫んでいました」
『お父さん!お願いだからお母さんを連れていかないで!』
「ここから数分後に意識がもどりました」
・(カウンセラー)よくこの言葉がでました。これが一番大切なことです。私も以前連れて行かれそうになったことがあります。故人はその人に対して愛をぶつけることがあります。すると、今回のようなことになってしまいます。とっさのこの問いかけが母を救いました。
不思議
「(つづけて五代がこう言います)幼いころから直感めいたひらめきがありました。学校の帰り道で友達が横断歩道を渡ろうとしたときです。”ここ危ないから早くあっちに行こう”と手を握りしめながら小走りに走りだしたときです。バイクがその場所に突っ込んできたのです。間一髪です。」
「中学のときは工事現場のビルの上から四角い板のようなものが落ちてくるのも分かり友達を助けたこともあります。」
「そしてものすごく驚いたことがあります。学校の美術の時間のテーマは将来の夢について書くことでした。できあがったのは舞台の上でドレスを着て仲間らと踊っているものでした。」
「それは現在の職業である舞台女優です。この時の絵を見て驚いたのは現在取り組んでいるウエストサイドストーリーと同じ舞台衣装なのです。30年以上も前の私が書いているんですよ」
・(これにカウンセラー)これは離魂病といって肉体から魂が抜け出し過去に行ったり未来にいったり色々なところをさ迷ってあるきます。ロケ等で知らない場所に到着したときになぜか来たことがあるような思いになったときがあるはずです。これもそうです。
最後に
五代は現在も舞台女優として毎日を過ごしています。子供の頃に描いた絵の中に白いドレスを着た女性が一人舞台の中央で立っているものがあったそうです。これはどのような意味があるのでしょう。
ちなみに彼女はまだシングルのようです。将来のパートナーと出会えるのを待っている絵なのでしょうか。それとも・・・
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