驚くほどそっくりな人間が存在していた 顔も声も姿までも

エピソード6 本日の不思議な出来事を紹介してくれるのは俳優の北沢富太郎さん(仮名)です。

「最近本当に驚くようなことが起こっています。それは、もう一人の私です。どんな目的があって現れたのかさっぱり分かりません。周りも私だと認めているんです。これには正直、頭が変になりそうです。あなたは、いったい誰なんですか」

もう一人の私

3日前、突然こう声を掛けられてきました。

「なんでここにいるの?昨日電車で見送ってあげたのに」

そう言われても何のことやら。そして、ついさっきも知らないおばさんにこう言われたのです。

「昨夜は楽しかったですね。また来週でも」

何が何だか。さっぱり分かりません。

そして事務所に戻ってみると私宛の手紙が一通届いていました。それは感謝の内容でした。それも秋田県から。東北での公演は3か月先でしたから、これもまたおかしい。

マネージャーにこれまでの経緯を伝えると、こう言ってきたのです。

「これって、そっくりさんじゃありませんか!」

この一言に私も納得していたのですが、なんかしっくりいきません。地方であれば、そっくりさんもあり得るでしょう。でも、この近所の方が私を間違えるだろうか。このような疑問を抱えながら3週間が経過しました。

最後の別れ

朝稽古の帰りにいつもの喫茶店に入ると、マスターがこう言います。

「昨夜はありがとうございました」

まただ。昨夜は劇団員らと一緒にいたのに。そしてこう聞き返します。

「私がここに来たんですか?」

「え、え。コーヒーを一杯飲んだあと、今まで色々とありがとう。こう言ってお帰りになりましたよ。どこか遠くにでも行ってしまうのかと、思っていましたけど。どうせ、また来るだろう。と思っていましたけど。案の定、今きているでしょ」

そしてこう聞き返しました。

「それは間違いなく私でしたか」

「いつもより口数が少なかったですけど、間違いなくあなたでしたよ。間違いありません」

十年以上の付き合いがあるマスターが言うのですから、そうなんでしょう。でも、その彼はどこに行ったのでしょう。東北の公演を無事に終え帰ってきましたが、あれ以来姿を見かけた方はいませんでした。

どのような目的があって現れたのか。今でも謎のままです。

夢に出てきた両親

これといったこともなく1か月が過ぎたころでした。

夢枕に母親が現れたのです。すらりとした姿にまぶしいほどの笑顔でした。母は深い信仰心がある方でしたので、きっと浄化された姿を見せにきてくれたのだろうと、そう思っていました。

そして次の日のことです。今度は父親が同じような笑顔で夢に現れたのです。何か言いたげな、その表情はとっても爽やかに見えました。そして何も語らずスッと消えていきました。

両親が2日に渡ってなぜ現れたのか。私なりに色々と考えてみたのですが答えを見つけ出すことができませんでした。

感謝の思い

そこで劇団員の中で霊感の強いといわれている音楽担当の大池真美子さん(仮名)に尋ねてみることにしました。

そしてこう話し出してきました。

「綺麗な装いと笑顔で現れたのであれば、座長が思っているように魂が浄化されている証拠です。両親が夢枕に現れたのは、座長に対しての感謝の思いがあったからのようです。」

「この劇団を2人で立ち上げたときは、観客数もまばらで団員らの生活も苦しいなか一流になるべく目標をかかげ地方興行をつづけてきました。そして3代目のあなたの代になると数々の企画を取り入れ念願である目標にたどり着くことができました。」

「この感謝の思いを伝えたく夢枕に現れたようです。それと、そっくりさんの件ですが、昔からタヌキが人間に化ける。このような事を聞いたことがあると思います。この部類の低級霊の仕業です。いたずらっ子だと思ってください。秋田県の方は、そっくりさんでしょう」

護られる人

「それと、座長の側に龍神様や数多くの神仏が護っているのが感じ取ることができます。これはご両親が生前中、毎日のように神仏に祈りをささげ多大なる寄付もしてきました。この信仰心により得た徳がこのようなかたちとなり、座長の側にいるのです。」

「昨年、私が舞台のすそにいたときでした。天井のゴンドラから座長が誤って落下したときです。誰かが抱えながら降りてきたのが見えました。あの方は座長の亡き父だとすぐにわかりました。」

「あの時どのような感じがしていましたか」

”柔らかい真綿のようなものに包まれているような感じで、気が付いたら舞台に横になっていたね。確かにゴンドラから落ちたのに、いったい何が起きたのか不思議な一瞬だった。”

「何年か前にも、車での正面衝突の事故のときも無傷でいられたのも、やはり亡きお父さんが助けてくれていました。今、左側に立って微笑んでいられますよ」

護られる人

「それに、龍神様やその他の神々なども護っているのが見えています。これもすべてご両親の功徳のおかげです。」

「では、この龍神様についてご説明いたします。」

「この地球に必要な雨を振らせ、時には風や雲をあやつり雪も降らせます。さらに海流や地熱をも動かしながら天や地を自由自在に動き回っています。龍神は色々な役目によって地球全体を調整しながらすべての生命を守りつづけているのです。」

「この地球上にはなくてはならない存在なのです」

日本の神社
日本の各地では龍神信仰が広く存在しています。その中で最も有名な神社は長野県長野市、戸隠神社で地主神は九頭龍大神になります。それと神奈川県足柄下郡箱根町元箱根の箱根神社の九頭龍大神があげられます。

九頭竜大神は神の位の存在であり、地方に行くと必ずといっていいほど大小にかかわらず龍神様を祀っている神社が存在していて、日本の自然環境や風土に根ざし多くの方々の特別な存在となっているのです。

龍の時代

地球は今大きく変わろうとしています。人間と深くかかわりあいながら大きな大変革をおこそうと龍は常に世界中を動き回っています。ここで人間がどのような行動を起こそうとしているのか、たえずその様子うかがいながら内容を見極めているのです。

そして、その内容次第では力を貸そうとしています。

なぜ、龍はこの人間の計画をまっているのか。それは発展と成長が大好きだからです。この成長により地球が良い方向へ進んでいくのであれば、それと同時に龍神の世界も発展していくからです。

人間の行動によって地球の環境が害されると、地球の自然環境を調整するために動き回っている龍神の動きにも乱れが生じてしまいます。これは彼らの望むところではありません。

龍使いとして、龍に人生を後押ししてもらう龍の背に乗った状態になると、それまでの何倍もの速さで物事が展開し、願いがかなっていきます。
奇跡だ。と言いたくなるようなことも、たびたび起こりはじめます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました