本日のカウンセリングは女優の西野美由さん(仮名)です。
相談ごと
子供の頃からヨーロッパに行ってみたいと思っていました。その思いが日に日に増していき、知らない叔母さんがときどき夢の中で微笑んでいるときがあります。いったい誰なんでしょう。
お尋ね3問
〇 一番よく見る夢は何ですか。
「迷子になる夢です」
〇 産まれ変わったら何になりたいですか。
「外国の女性になりたいです」
〇 ストレス解消法を教えてくれませんか。
「寝ることです」
前世
・(カウンセラー)先程の迷子の夢について詳しく教えてください。
・「(相談者)夢の中で気が付くと、どこなのか知らない場所を歩いています。住宅街だったり、商店街だったり、ここの場所を誰かに聞こうと思って、あちこちと捜すのですが見付けることができません。道端でへたり込んだところで夢から覚めます。
・(カウンセラー)これは自分の中で、強い迷いごとがある場合このような夢を見ることがあります。これを思い癖と言います。でも、あなたの場合は前世に関係があるようです。
前世
・(カウンセラー)1800年代のフランスです。ベルサイユの教会の中で子供たちにピアノの弾き語りをしている女性がおります。この方は産まれたときから、ほとんど目が見えない状態でしたので、シスターが4歳のときからピアノのレッスンをはじめていました。
そして聖歌隊の曲の担当になったころ、同い年のテノール歌手の男性と知り合います。そして4年後の6月に2人は結婚します。この日は20歳の誕生日でした。
この女性が今のあなたになります。
・夢の中で知らない場所をさまよっていたのも、子供のころから視力が低いのも、すべて、この過去からきています。
今のあなたが何不自由なく毎日を過ごせているのは、前世のときに視覚障害者でありながら愚痴ひとつ言わず努力を積み重ねつづけてきたため、今世ではランクがひとつあがり今の生活があるのです。
子供の頃の記憶
・「(ここで相談者がこう話し出します)子供のころ日曜日になると、母親と一緒に教会で祈りをささげたり讃美歌を歌ったりしていました。この祈りのときになると、なぜか涙がこぼれてきたのを覚えています。これも前世の影響からきているのでしょうか」
・(カウンセラー)前世のときも母親がクリスチャンでした。教会でのボランティア活動をしながらあなたと共に暮らしていたのですが、この時代は戦争のさ中で毎日のように傷ついた方がたが教会に運ばれてきました。その中には大きく傷ついた子供らもいたのです。
この子供たちを見るたびにとても切ない思いを感じながら、傷の手当の助手を務めていました。教会の祈りのたびに、涙がこぼれたのはこの記憶からきています。
前世のときは母親と共にこのような人生を歩んでいましたので、お互いに強い絆が育っていきました。もし、毎日が平和で満たされていた人生だったら、このような強い絆は生まれていなかったことでしょう。
行ってみたい
・「(つづいて相談者がこう言い出します)子供の頃から海外に興味がありました。特にヨーロッパが大好きで、色々な国の風景や建物などを見て歩きたいと思っていました。現在、渡航費用も貯まりましたので旅行の計画を立てているところです」
・(カウンセラー)これも前世の記憶からきています。眼の不自由だったあなたは相手の話す言葉からその対象物をイメージしていました。この眼が見えるようになったら、その場所を訪れてみようとの強い記憶が現在に現れているのでます。
先ほどの産まれ変わったら外国の女性になりたい。とおっしゃっていましたが、それも、ここからきています。
魂の再会
・「(カウンセラー)それと、もうひとつ理由があります。それは前世であなたを産んでくれたお母さんのことです。この方は高齢のうえ持病を抱えての出産でした。が、あなたを一度も抱くことなく亡くなってしまいます。
とてもつらい別れでした。一度でいいから逢いたい。この思いが今でも残っています。そして、あなた自身もこの母親と同様にこの思いが残っています。
ときどき夢に出てきて微笑む叔母さんはこの方です。
近い将来、この地を訪れることになります。そして気が付くと教会に隣接された墓場の前に立っています。すると誰かが案内をしてくれるかのように墓の前にきています。ここに花束を置き祈りをささげてください。
お互いの感謝が分かるはずです。
守護霊
江戸初期の深川で木材問屋を営んでいる家族がいます。ここで明朗活発に働いている女将さんがあなたをメインとなって守護している方になります。霊能力も持っていましたので、店で働く者やお客さんなどにその日の助言をしたり安全祈願をしたりしていました。
あなたが霊的感にするどいのも、この方の影響からきています。もう一人補助霊として憑いているのは武家の奥方様になります。現在、時代劇の仕事をしているのもこの方の影響になります。
とにかく眠い
・先ほどのストレス解消法について教えていただけませんか。
「(相談者)仕事を一通り終えると精神的に楽になるのか。必ず睡魔が襲ってきますので、その場所で眠りにつきます。遊びから帰ってきたときも同様なことがおこります。そして眠りから覚めた瞬間。とっても爽やかで気持ちがいいです。」
「1日の平均的な睡眠時間は9時間ぐらいになります。この時間が短くなると、なぜかいつも気だるい感じがあります」
・(カウンセラー)睡魔がおそってくるというのは霊界からのサインになります。こちらに戻ってきて心や体を癒しにきてください。ということです。
十分にメンテナンスした後は、色々なアドバイスを頂戴しながら、また今世へと戻っていきます。そして目覚めると気持ち良さが感じられるのです。
・猫などに食事を与えて眠らせないようにした場合とその反対をした場合とでは、後者の方が長生きをします。睡眠というのはとっても大事なんです。
オーラの色
・(カウンセラー)体全体にゴールド、シルバー、オレンジ、イエローの4色がグラデーションになっていて綺麗な色になっています。レベルが高い霊媒体質です。この配色をもっている方は中々おりません。
魂の位がひとつ上がるとこのような配色になります。それもこれも前世の女性の努力からきています。このカラーの中にイエローがありますので、ひょうきんな性格も持っています。
・(相談者がうなずきながら)バラエティー番組に出演するときのために、自分のネタに対して突っ込みを入れたりしながら毎日のように稽古をつんでいます。この色があるおかげで頑張れているんですね。
最後に
西野さんから帰国の連絡をいただきましたのでお会いしてきました。都市部から離れた村にも足を運び、初めて見る光景になぜか懐かしさがあふれ出てきたそうです。
そこは子供の頃育った場所だったからです。
墓地には最後の日に訪れたと言っていました。ここでの祈りが終わったあと、霧のようなものが目の前に立ち込め人型に見えたと思ったら、スッと消えていったそうです。5秒ぐらいの現象だったとか。
亡き母の感謝の思いがこのような形となったものです。
この翌日です。映画のオファーが届いたと連絡をいただきました。そのロケ地がフランスだと驚きながら話していました。本人には伝えていませんが、再び、あの村とあの墓場に行くことになります。
さて、今度はどのような出会いが待っているのでしょう。
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