山本奈緒の不思議な体験
高校2年のころでした。美術の時間のときです。担任の先生から注意を受けました。でも、見たとおり描いているのに。何が悪いのか、納得がいかない時間のはじまりでした。
先生からの指摘
美術の時間の課題は人物画でした。目の前の教壇に二人が指名されます。京子と明人でした。私が選んだのは友人の京子です。描き始めて30分が経過したころでした。先生が私にこう注意したのです。
「嘘を描いちゃだめよ。色がぜんぜん違うでしょ」
こう言われても見たとおりに描いているのに・・・
そこでとなりの席の子や後の子の作品を見てみると、私だけ色がちがっている。なぜなのか悩んでいるときに終了のベルがなり響きます。このとき先生が私に向かいこう言ってきました。
「放課後、職員室まできてください」
そして訪ねると、
「(担任の先生)あなたもオーラの放射体が見えるのね。私もそうなの。と、言っても分からないと思いますので簡単に説明いたします。誰にでも存在している霊的な色になります」
色の種類
「一般的に14種類が存在しています。赤、オレンジ、黄、緑、青、藍、紫、白、ピンク、グレー、茶、黒、シルバー、金。この色が明るいかまたは濁っているかによって性質が大きく異なってきます」
特徴
「(担任の先生)さきほどあなたが描いていた緑色は身近でよく見かける木の葉の色となる自然を象徴するものです。この色をもつ人間の基本的な性格は調和とバランスで、相手に対して安らぎを与えたり心のバランスを与えたりします。人間以外にも同様なことを起こります」
「このようなことから争いごとを嫌いますので、いつも知的に物事を考え平和的に解決していくのがあなたの友人の京子さんの色なのです。この色が見えるからといって何か特別なことが起きるというわけでもありません」
「普通の人と比べてここの部分の霊感がすぐれているだけです。まったく心配しなくてもいいです。これからもこのような事がおきるでしょう。でも冷静に対応していってくだけです。何か聞きたいことがありますか」
すごく眠い
「(奈緒美)とにかく眠いです。宿題もそっちのけでひたすら眠っています。ですので頭の中では何かをしなければならないと思ってはいるのですが、どうも思うようにいっていないのが現実です」
「そんなときです。夢の中で能面をかぶった女の人が踊りながら現れました。そして私の前にきて菱形をした金色の置物のようなものと装飾をほどこした小刀を目の前に置いて立ち去っていきました。どのような意味があるのでしょう」
「(担任の先生)眠いのは誰でもそうですが、それは人生においての転機がきているからです。眠っているときは天上界において、次なる行動をおこすべく作戦の計画をたてているのです。そして眠りから覚めた時は、新たなニュースと出会うのです」
「良いことばかり起きるわけでもなく、悪いことが起きた場合はあなた自身に免疫をつけるべく起きているのです。」
「夢の中でいただいたギフトの菱形は家紋を意味しています。これを確認した瞬間に何かひらめきがあるはずです。小刀は守り刀でもっと気を引き締めてください。ということです」
最後に
ここから3か月が経過いたしました。彼女には特にこれといったことがなく普通に過ごしていたそうですが、3週間ほど前、母方のおじいちゃんが遊びにきた際、黒いオーラを感じ取ったそうです。その4日後、もらい事故にあい他界。
「こういう事って止めることができないの」こう言っていました。
残念ですが、これはできません。
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