心の中のもう一人が教えてくれたあの性格(前編)

 カルテ8 本日のカウンセリングは、元格闘家の佐藤元太郎(仮名)さんです。

悩みごと

 「心の中にもう一人誰かがいるような気がしているのですが、この正体をつかむことができません。そこで守護霊との交信を試みたのですがまったく理解できずにいます。もう1人の私は何を教えようとしているのでしょか」

経歴

 1978年3月、東京都にて出生。都内の高校を卒業後、文京区の某短期大学に入学。卒業後、格闘技を極めるため渡米。ここから本格的な活動がはじまっていく。

お尋ね2問

 〇特に好きな言葉があれば教えてくれませんか。

「いつでも、どこでも使われているありきたりな言葉ですが”ありがとう”がとっても好きです」

〇今まで生きてきた中での”気付き”を教えてくれませんか。

「現在起きている出来事は未来にとって必要だから起きているという事です」

エネルギー

・(カウンセラー)先ほどの好きな言葉の事について、さらに詳しく教えてくれませんか。

「(相談者)一日の挨拶のはじまりは、起きた瞬間に”ありがとう”です。各部屋を周りながら、この言葉を伝えています。これが朝のルーティンになっています」

「この事をするかしないかで一日がまったく違ってきます。誰もが知っている言葉なのですが、驚くほどのエネルギーが秘められています。周りの方々を観察していると、使っている方がほとんどいません。とっても高いエネルギーが宿っていますので是非使ってほしいものです。」

成功の法則

「また、このような使い方もしています。例えば、ラーメン店を開業しようとした場合。まず場所を探します。そして店舗の内外装のデザインを決めます。そしてオープンへと進み、お客さんが来店するのを待ちます。これが通常のパターンになります」

「”ありがとう”のやり方は、逆の発想で進めていきます。まず、お客さんが来店してきます。そして、ここの雰囲気と食べたときの満足にお金を支払っていきます。ここの時点で感謝のありがとうが生まれます。このとき内外装のデザインが浮かんでくるのと同時に場所のイメージも浮かんできます。これが基本的な考え方になります。」

「この際、お客のニーズをよく考えること。そうすることによって必然的に感謝の思いが返ってきます。このイメージを連想をしていくたびに、不思議なくらい次々と湧き出てくるようになっていきます」

 魅了

 ・(カウンセラー)格闘家として先ほどの”ありがとう”を、どのように試合に結び付けているのかも教えていただけませんか。

「(相談者)入場からお客さんを喜ばせるために試合ごとのコスチュームを決めています。リングに上がる前の花道に立った瞬間、ここで会場からどよめきが起こります。ゴングと同時にトリッキーなスタイルからの得意技を仕掛けると当然のように観客がヒートアップしていきます。」

「そして、連続技を繰り出しKO勝利を手にすると。もの凄いほどの歓声が湧きおこります。最初のあのパフォーマンスといいトリッキーな攻撃からの試合運びといい、演出がみごとなほど組み立てられている。ここに酔いしれ感謝のありがとうを感じてくれるように作りあげています」

隠れていた真実

・ここで思いもよらぬ内容が返ってきました。

(カウンセラー) 格闘技の世界をよく理解しているだけあって感謝への思いがよく組み立てられています。今後もこの世界で打ち込んでいこうとする思いも伝わってきました。

でも、今のこの考え方とまったく違う思いを抱いたもう一人のあなた自身が心の中に潜んでいるのを知っているようで知っていません。この方は、とっても優しい気持ちの持ち主であり人間同士が戦うということをまったく好んでおりません。

ここでリングに上がる前の花道に立ったときの事を思い出してみてください。相手と戦う前に思いやる気持ちが出ていました。この事を打ち消すために、常に己の別の心と戦っていました。

それは目の前の相手に勝利しようとする作戦だけを考えていたのです。

近い将来この存在に気付きます。そうすると新たな進む道が見え始めてきますので、その時の思いのままでお進みください。

必要と必然

・(カウンセラー)先ほどの”気付き”の事についてもっと詳しく教えていただけませんか。

「(相談者)ある大きな問題を抱えてしまいました。どうしても自分一人では解決する事ができません。身近にいる友人や先輩等々に相談を持ちかけながらようやくの思いで解決することができました。」

「この時の経験を後々振り返ってみると、ある事がわかりました。それは、あの時のあの問題を解決したことにより、現在向き合っている数々の問題を冷静な対応で接し普通の出来事のように処理し解決している。

この過去の経験があったからこそ今の自分が成長しているということなのです。この経験は起こるべくして起きている。と言う事です。そして今、起きている問題も同様です。」

存在なき交信

「このこと以外に問題を解決させるためにおこなっている方法があります。それは守護霊の力です。先ほどのような問題を抱えた際、その内容を紙に書き机の引き出しの一番上に入れておきます。

ここから数日後、その紙を開いてみると内容は簡単ですが、その回答らしきものが浮かび上がっています。これにはいつも気付かされています」

霊的放射体(オーラ)

シルバーが体全体を包み込むようにしています。その中心に存在しているのがゴールドの輪になり、この周りには赤、青、黄の順番で外側に並んでいます。

これは常に平和を意識している証拠です。本来の性格がこのように出ていますので格闘技を好まず、たとえ受け入れたとしても長続きはしません。

この戦いの世界で生きていこうとするやる気は理解できるのですが、短命で終わってしまい逆路線へと舵をきることになります。

銀:崇高な精神と叡智があり世界平和を望んでいる。

金:愛と平和をテーマとし崇高さと神聖なエネルギーを放っている。

赤:積極的で行動力があり論理的でチャレンジ精神旺盛。

青:誰とでも平和主義者であることを主張し争いごとを嫌います。

黄:楽天主義で周りの人に対しても明るく接していく。

・なぜ彼は、こんなにも格闘技を愛しつづけ訓練を積んできたのでしょう。それは彼も知らない遠い過去に常識では考えられないほど、驚くような事実が隠されていました。

このつづきは後編をご覧ください。

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