カルテ31 本日のカウンセリングは女優の北野陽菜(仮名)さんです。
相談ごと
思い出の回想の中で写真を撮り続けています。そして、このあと一人で写真を見ながら思いにふけっているときでした。ふと一人の寂しさを感じたのです。これって何なんだろう。こう思ったとき、遠い過去の私を知りたくなりました。
履歴
1976年6月兵庫県某市で生まれる。高校在学中に芸能オーデションに合格しこの世界へと入っていく。
お尋ね2問
〇趣味を教えてください。
「写真撮影です」
〇生まれ変わったら何になりたいですか。
「特にありません」
・(カウンセラー)先ほどの趣味について詳しく教えてくれませんか。
「(相談者)一日の思い出って本当に大事だと思っていますので、とにかくスマホを片手にありとあらゆる写真を撮っています。そして夜にこの写真を見ながら一日を振り返り回想に浸る時間がものすごく楽しいです。年間にすると1000枚ぐらいはありますね」
前世
・(カウンセラー)これから話す前世の内容を現在にあてはめていきます。
・時代は1467年頃の応仁の乱がおこなわれている頃になります。戦争に参戦している旦那の帰りを待ち続けている女性があなたの前世です。祖父、祖母と2人の子供の世話をしながら毎日を過ごしていました。
そんなある日のことです。小川での洗濯を終え村に戻ってみると、残酷な光景が広がっていたのです。大人から子供までもが犠牲になったむごいものでした。残っている村人を捜しながら歩いてみても気配すら感じません。
ここから、たった1人残された村での生活がはじまっていくのです。
過去の繰り返し
・(カウンセラー)このような遠い過去の記憶が深く残っていますので、仕事や恋愛に関してもいつ破局になってもいい覚悟を常にもっていました。さらに将来に対する希望もなく、過去に起きた楽しい出来事を思い出しては生きるための糧にしていたのです。
先ほどの質疑で、”生まれ変わったら何になりたいですか。この問いかけに、”特にありません”と答えたのもそうです。
それが現在の写真撮影に結びついていくのです。撮り続けながら楽しんでいることはとっても良いことです。しかし、この遠い過去と決別するための意識を変える必要があります。
因果応報
・(相談者)夢やロマンをいつも追いかけていました。ところが追いかけるほどまったく違う方向へと進んでいくのです。であれば無理に追いかけない。こう考えた瞬間です。なぜか、とっても楽になりました。
・(カウンセラー)あまりにも期待が大きければ大きいほど、良いことも悪いことも考えてしまい目的から逸脱してしまう場合があります。目の前の確実な一歩を踏み出し善因善果の思いだけで歩き始めてみてください。結果は必ずついてきます。
複雑な性格
・(相談者)結婚願望は強くもっています。理想のタイプの男性と出会った場合、相手を大ざっぱに見ながら進めていくのですが、ここで意見の食い違いが出てくるとお付き合いを止めてしまう方向へと進めていきます。
当然、相手の方もこの事に気付きはじめ、お付き合いを止める方向で進めてきます。その時、なぜか、このことを受け止めようとはせず、逆に相手の事を受けいれようとするのです。この性格がまったく分かりません。
・(カウンセラー)それは、あなたは弱いものをたくさん持っているからです。まず男性の場合で言うと、”俺は強い男だぞ!”という方がよくいらっしゃいます。ところが、まったくというほどたいしたことがありません。
女性の場合は、”私は弱い女なの”このような言い方で男性に言い寄る方がいます。この方は男性の本能をそそるほどの強さをもっています。これがあなたなのです。
霊的放射体(オーラ)
・体全体に赤が広がっております。この色を持つ方は物事に対してとっても情熱的でとっても穏やかな方なのですが、たいへん頑固な部分を持ち合わせていますので誤解を招くこともあります。
また、理想的な出会いがあったとしても、相手の欠点を遠慮することなく伝える癖もあるため彼氏や旦那も見付けることができません。
・相手の欠点をストレートに指摘すると心が傷ついてしまうことが理解できずにいます。思いやりの心が欠けているからです。いきなり怒ってしまう時があるのも何で怒っているのかも分からずにいます。ここの改善が必要になります。
守護霊
・(カウンセラー)側で守護している方は江戸時代の尼僧になります。とっても穏やかでいつも冷静に判断する方で周りからの信頼の厚い方です。この方の影響もあり尼になってみたい。と思ったこともありませんでしたか。
・(相談者)「ありました。時間のあるときは寺院などに足を運んだりしていました。このとき、なぜか帰ってきたような錯覚になるときもありました。それに和尚さんのお経を聞いていると一緒に口ずさむ箇所もあったほどです。まったくお経が分からない私がですよ。」
「それとドラマで尼さんの役柄を演じたときは、とても嬉しいという思いよりも本来の自分に戻ったような感じがしたほどです。これは前世の記憶がそうさせていたんですね」
偏食
・(カウンセラー)尼僧から今メッセージが届きました。
・好きなものばかり毎日食べ続けてはいけません。これでは適切な栄養が体にいきわたらず病気にかかってしまいます。何をするのも体が資本です。バランスのよい食事を心がけるようにしてください。
・守護している尼僧の言う通りです。この事を心がけることによって桃色のオーラがプラスされ優しさが芽生えてきます。本日から実行するようにしてください。
最後に
このカウンセリングから10か月ほどたった頃でした。彼女からお洒落なピンクカラーの手紙が一通届いたのです。中には男性と並んで撮った写真が一枚とテキストが1枚。内容を一読すると来月結納をかわすことが書かれていました。また、彼との出会いにより料理の腕がアップしたとか。
そして文末にこう書かれていました。
「意識を変えたら世界が広がりました。それがこの結果です。本当にありがとうございました」
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