襲ってきたあの大きな過ちに感謝の日々(後編)

前編はこちらから

カルテ14 「あのドラマに出会うまで実父のことに対し罪の意識を感じていました。それは大きな間違いであり、私自身の思い過ごしであったことが、ドラマの出演により気づかされました。そして気になっていた前世の存在を知る事になるのです」

前世

 「(カウンセラー)19世紀ごろのアメリカ先住民族です。数多くの人々が広場に集まり決起集会のようなことをおこなっています。この円の中央には馬にまたがり、右手に持った槍を振り回しながら雄たけびをあげている女性戦士がおります。

この方がここの民族の若きリーダーになります。そして、この方があなたの前世なのです」

「この時代の民族というのは、リーダーとなるべき人物は男と決まっていました。なぜ、ここだけが、このようなスタイルを取り入れることになったのか。それは、彼女が子供の頃からはじまっています。」

「その頃のリーダーを務めていたのは父親でした。どんな時も我が子を連れ添いながら日々を過ごしていました。娘の可愛さからなのか、将来のここの民のためなのか。この目的はわからずにいたのです。」

「やがて娘はこのような環境で育っていきますので、政治はどうあるべきかを学んでいきます。そして将来の目標に掲げたのは父親と同じ民族のリーダーでした。でも、この目標を達成するためには、大きな問題を解決する必要があったのです。」

「それは両親を敵対する部族に対し捕虜として差し出すことでした。娘は常日頃から、この覚悟をもっていました。両親も同様でした。そして若き女性リーダーが誕生します」

動物愛

 「娘が愛の矛先を向けたのは動物たちでした。特に馬には人知れないほどの愛を注いでいきます。毎日のように厩舎に寝泊りしながら、食事や体調を管理するほどの徹底ぶりでした。

朝には馬と共に野山を駆け巡りながら、他の動物たちとの交流がはじまっていきます。これもすべて父の教育からきています。

出会い

・(ここでカウンセラーがこう尋ねます)子供の頃から今日現在まで、馬と接した記憶がありませんか。(相談者が首を横に振る)

そうであれば、近い将来お会いすることになります。出会いがあった瞬間、馬のほうから駆け寄ってきます。そのときあなたは、あの過去の名前を呼びながら受け入れ、そして体を優しく撫でながら過去の思い出を語りかけています。

これは、すべて過去の記憶の蘇りからきています。

守護するもの

・(カウンセラーが続けます)主要な働きをしている守護霊は巫女さんになります。神社で巫女にお会いした時や神楽を舞っている姿を見ると、どこか懐かしさをおぼえるのはここからきています。

そして数名の補助霊が憑いている中で一番影響を及ぼしているのは、芸事のお師匠さんです。琴、三味線、長唄、舞踊など多岐にわたるうえ、知的で品格もあり信頼度も高い方でしたので数多くのお弟子さんを抱えていました。

あなたは日本の伝統的な音楽のレッスンに励みながら、これに合わせた舞踊の稽古も同時になさっています。これは、お師匠さんの影響からきています。また、近い将来、この系の仕事のオファーが届く予定になっています。

 霊的放射体(オーラ)

 体を大きく包むように赤が存在し、この周りには青とシルバーと緑が囲んでいます。

この赤の特徴は、リーダー的な存在の方に多くみられます。積極性がありますので、周りの多くの方々に影響を与えていくのですが、利己的な性格も持ち合わせていますので誤解を招くことも多々あります。

青の特徴は、知的で冷静な現実主義に多く、周りの人に対しては優しく接していくタイプになります。銀の特徴は、誘惑に対して決して向き合わずかたくなにポリシーを守り抜く姿勢があります。

緑の特徴は、他人を思いやる気持ちが強く自らの事よりも目の前の他人。このように優先する傾向があります。また、対応する時の言葉の優しさや接する対応の仕方も十分に心得ておりますので、常に心の温かさを感じる方です。

最後の言葉

・(カウンセラーが診断結果を話しだします)ここまでのカウンセリングで心の奥底に存在していた強い意識がすべて浄化されました。もう現れることがありません。そしてここから新たな道が開かれていきます。

仕事の面においても私生活の面においてもです。

仕事については、今までとはまったく違う役柄が与えられていきます。それは、あなた自身が以前から望まれていたもので、仕事に対する意欲がますます湧いていきます。

私生活については、ここ2年の間に意外な男性から求婚されるでしょう。

・「(これに相談者が心の変化をこう話しだします)今までは、出演する役柄をみると、いつも絶句していました。なぜか届くものは、ほとんど殺され役のものばかりで、幸せのかけらも微塵もないものばかりでした。

これにはもう、うんざりしていたのです。」

「そんな時に届いたのが今回のオファーでした。そして天国から届いた父からの愛のある伝言を受け取ったときは、心から嬉しくて涙を流しながら感謝していました。

そして長い間、胸の奥底にあったつっかえが無くなったときには、”まるで別人”このような表現をしていたのです。」

「とっても長い歳月でした。それが、ここで解決できたこと。すべてが亡き父が組み立ててくれたものだと実感しております」

ひと言

”いつも、ひとりぼっち”と表現する方がおります。今回の相談者も同じような事をつぶやくことがありました。でも今回のことで、”いつも、誰かそばにいる”に変更したようです。

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