複数の霊に一人で立ち向かった男(前編)

カルテ

カルテ1 本日のカウンセリングは役者の馬場浩太郎(仮名)さんです。

Q&A

Q「ホテルに宿泊した時の出来事になります。夜中にふっと目をさますと。そこにいたのは複数の侵入者でした。その姿はまさしく宇宙人です。なぜ、彼らはここに現れたのでしょう」

A「この原因となっているのは、あなたが前世でおこなっていた仕事です。それは、とっても特殊なものでしたから」

経歴

1969年3月、埼玉県にて産まれる。同県の中学を卒業後、東京都の某高校を卒業。某テレビ番組の草野球コーナーの出演が切っ掛けとなりスカウトされる。

お尋ね3問

〇どのような趣味があるのか教えていただけませんか。

「とっても楽しい趣味がいくつかあります。その中で特に、これはというのは洗濯と掃除です」

〇どのようなコレクションを揃えていますか。

「龍の置物や絵画などたくさんそろえています」

〇今まで、怖かった体験を教えてくれませんか。

「冒頭での話のつづきになりますが、宇宙人のような侵入者です。彼らのしていた仕事を見た時です。ここからいったいどうなってしまうんだろう。という恐怖めいたものを感じていました」

男の美学

・先ほどの趣味についてもう少し詳しく教えていただけませんか。

「小学生の頃です。母が洗濯物のたたみ方と掃除の仕方を教えてくれました。そこで目の前にあったシャツをたたんでから掃除をしてみたのです。そして、その後の部屋をぐるりと見渡すと、スッキリ整っていてとっても気持ちがよかったのを今でも忘れられません。」

「ここからでした。この母の教えにしたがい思いっきり遊んだ後はこの場所をきちんと片付けることにしました。するとどうでしょう。次の遊びがとっても楽しく、不思議なほど楽しいのです。ここが趣味の原点となっています」

・(カウンセラー)あなたのお母さんはとっても大事なことを教えてくれました。

男っていうものをよく理解した上で子供の時期だからこそ教えてあげたのです。本来、男っていうものは神経質で綺麗好きな人間として生まれてきています。これが男の魅力であり美学なのです。

ここのところを目覚めさせてあげるのが親の教育であり仕事なのです。この事を知り実行することこそが男らしい男と言えます。

男の基本

・この教えを知らずに育った男性らは、目の前にゴミが落ちていようが汚れがあろうがまったく気になりません。綺麗にしようとする習慣が身についていないからです。これは子供の頃の教育の欠落と言えるでしょう。

・その点あなたの場合は、考えることなく目の前に落ちているゴミを拾います。これが自然の習慣であり、この後どれだけ綺麗になるのかを知っているからです。本来の男の姿はこうでなければなりません。

守り神

・先ほどのコレクションについて、もう少し詳しく教えていただけませんか。

「(相談者)詳しくと言われても、いつからこの収集をしたのか、なぜ龍なのかがまったく分かりません。僕自身もなぜ?と思った時期がありましたので調べてみることにしました。」

「まず分かったのは、神話の生き物であること、水神や戦神であることぐらいでした。後は、分かりませんでした」

・(カウンセラー)それもそのはずです。龍そのものを調べたとしてもこの程度でしょう。ここからあなた自身に関連付けようとしても無理というものです。

なぜ、あなたのコレクションがこうなったかと言うと。龍神様があなたに憑いているからです。だから収集品がこうなってしまうのです。

謎の侵入者

・先ほどの怖い体験についてさらに詳しく教えていただけませんか。

「今から1年前のことです。仕事のロケで京都に行くことになりました。仕事を終えたあとホテルで食事をとりました。そして就寝についたのは22時ごろだったと思います。 」

「何時ごろだったのか。話し声らしきものがかすかに聞こえてきました。おそらく隣の部屋だろうと一瞬思いましたが、耳元であることに気づいたのです。そしてうっすらと目をあけると、そこにいたのは、綿帽子のような物をかぶった12センチほどの小人の集団です」

「それも、5人、6人ではありません。もっといることがわかりました。なにやら仕事をしているような、掛け声のようなものも聞こえてきました。少し怖かったのですが目を大きく開けてみると。」

「なにやら作業をしているようでした。さらに目を凝らしてみると、紐らしきもので僕の体をしばっていたのです。一瞬、驚きと怖さが襲い掛かってきました。」

「この先、いったい何をされるのだろう。そう思いながら左側に顔を向けると、一人の小人と目と目が合います。すると、ベッドの上にいた小人全員が一目散に逃げはじめたのです」

「この瞬間、先ほどの恐怖の思いが全員捕まえてやる。に変わり追い掛けました。その逃げた先がユニットバスの小さな隙間です。そこを覗くと、その姿はもうありません」

「彼らの目的は、いったい何だったのか」 

忘れ物

「ここから、さらに2泊しましたが、あの小人らは現れることがありませんでした。ただ、彼らが残していったものがあります。それは僕をしばり付けていた長さ10センチほどの赤と白の紐が2本。」

「東京に戻り撮影所の小道具の方にこの経緯を話し紐を手渡すと、しきりに考えこみながらこう話しだします。」

”これ、どうやってほどいたらいいのかが分かりません。それに、どのようにして結んだのかも。私が知る限りではこのような結び方は、この世に存在しない可能性が高いです。私たちには無理です。”

「ここでさらに謎が深まり、どうしても彼らの正体が知りたくなりました」

引き寄せ

・(カウンセラー)あなたの目の前に現れた小人の集団は自然霊です。彼らの目的としているのは人間をただ単に驚かすことにあります。その人間のタイプによって癒しを与えたり悪さをしたり色々な表現をしながら接してきます。

今回の場合はただのいたずらにすぎません。このような事をするのは、すべて低級霊の仕業だと思ってください。

なぜ、今回あなたの前にこのような形で出現したのかと言いますと、それは前世に関係しているからです。今回の事を切っ掛けに、また、あなたの前に別の姿で現れると思います。

家族に関してのお尋ね2問

〇とっても気持ち良く安らいでいます。その場所はどこになりますか。

「妻と子供と一緒に過ごしている我家です」

〇普通の日も出掛ける時も、いつも身に付けているものがありますか。

 「朝起きると必ず身に付けるのは家族の写真です。これがあると本当に心が落ち着きます」

妻の力

・(カウンセラー)先ほどの安らぐ場所について、スピリチュアル的な観点からご説明いたします。

まず、奥様がこの事について重要な立場にたっていることがあげられます。なぜなら相当強い霊能力をもっているため、室内に邪気が入らぬよう封印しているからです。この力の影響で、とても強い家族愛と感謝の思いがあふれています。

それにあなたの家族に対する愛のエネルギーも相当プラスされていますので、その場にいると安心感と心地よさで安らげるのです。

なぜ奥様が、このような力をお持ちかと言いますと、守護霊に修行を積んだ格式の高い僧侶が憑いているからです。このエネルギーは普通では考えられない力がありますので、いざとなったら凄い力を発揮することでしょう。

・つづいて、いつも携帯している家族写真のことになります。

家族に対する愛がとっても強く感じられます。それと同時に奥様からあなたに対する思いもプラスされています。これほど素晴らしいほどの家族愛のエネルギーが感じ取れる写真はそうありません。

気づき

「(相談者)今言われたとおり、妻はかなり強い霊感の持ち主であることは間違いなくそうです。いつも色々な事をアドバイスしてくれます。すべてがその通りに動いていきます。」

「そんな彼女とはじめて会った時のことです。一目見た瞬間。なぜか、吸い込まれていきそうな感じがしました。そして、この女性と生涯を共に生きていきたい。僕には必要な方だと、心の奥底から湧いてきました。」

「結婚した時には、次なる新しいステージがはじまっていく分岐点だという思いになっていました。そして子供が授かったときは、本当に嬉しくて感謝の涙が止まりませんでした。」

「このとき脳裏に父と母の顔が現れ、僕は両親からとっても愛されながら生まれ育てられてきたんだ。という思いに変わっていました。この時のことは、今でも決して忘れることがなく、これほどの嬉しさは今まで経験したことがありませんでした」

孤独

・(カウンセラー)あなたが感じたこの思いは、守護霊が子に対する親の愛情をこのような形で教えてあげたかったからです。ここで、あなたの少年時代の過去を振り返って見てみます。

・小学の高学年頃まで円満な家庭環境の中で育ってきました。中学の1年生の頃です。父親が何気なく発した言葉にあなたは強く反応してしまいます。ここから家庭の中にひずみが入りだし、あの時の家族とはまったく正反対の環境になってしまいました。

この精神的な苦痛は普通じゃありません。この中で本当にもがき苦しむ毎日を過ごしてきたのです。とっても長く大変な期間でした。

幸せの日々

・このような日々を過ごしてきたあなたに、現在の家族が与えられたのです。あの時とはまったく違う愛が溢れかえっています。理想を遥かに超えた家族が目の前にいつもいます。感謝と感動。そして涙もありました。

あなたが今まで流してきたあの感謝の涙は、これまでの負の体験を浄化するためのものだったのです。このすべてが神からの贈り物です。この事を正負の法則といいます。

つづいて後編をご覧ください。

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